つい先日、横浜市で努力をすれば報われる社会なのかを調査する結果が発表されました。

それによると、実際に報われると思う人は15%しかなく、43.4%が思わないと回答しました。
どんなに頑張っても成績が上がらない、就職できない、給料が上がらないと悲観する人が多いでしょう。

しかし、そんな人たちはどのような努力をしたでしょうか?

「闇雲な努力」は、人を不幸にしてしまう

どんなに人一倍努力しても、それが間違った努力をしていたのであれば、結果が伴わないどころか、逆の結果を生み出してしまいます。

たとえば、自らの足腰を鍛えようとしたとき、昔であればウサギ跳びをするのが一般的でした。
しかし、ウサギ跳びの姿勢によって、膝や股関節を傷めやすく、現在では器具を使ったり、膝を前に出さないようにスクワットを行うのが一般的です。
これが、誤った方向で努力をして不幸になってしまう一例です。

大事なことは、目標を立てたときに、それを行うのにどの努力が正しいのか、効果的なのかを検証し続けることです。
闇雲に努力だけをしては、誤っているかを確認できず、結局は無駄骨に終わりかねません。
どの努力が正しいかがわからないのであれば、一定期間行ってその結果を確認する、それが難しいのであれば、ネットや書籍、上司や成功している同僚、知人などから知恵を授かって、その方法を検証することです。

上記に書いた43.4%の人たちは、努力の方向性を確認せず、無駄骨を折っていたように思えます。
私の場合、今までの経験の上で言えることが、効率的で正しい努力をしたときは報われるが、そうで無いときは確実に報われない、結果が出なかったことでした。

努力には「方向性」がある

かつて私が好きであったラジオパーソナリティは、番組の中でしきりに「夢+努力=現実」という夢の方程式を唱えていました。
夢を持ち、それを成就させる努力を行えば、夢は叶えられる、ということです。

しかし私の経験からすれば、これだけでは正しいとは言えず、努力はベクトル値であり、その上に「→」を付けるか、言葉だけなら「正しい方向の努力」と書き換えたいと思います。

今まさに、目標に向かって努力をする人は、今一度立ち止まって、果たして正しい方向に向いているかを確認しましょう。